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調査依頼の動機は、中古住宅の場合「契約後、何だか不安になって」とか「購入前に一応リフォーム業者に診てもらったけど、何だか不安で」と言うケースが多く、新築住宅の場合は、「契約後、担当業者への信頼を失って自分たち独自で点検しようと思って」など、どちらもネガティブな動機が多い。
お客様にとってインスペクションは「安心材料を求める」ものではなく「疑心暗鬼からくる疑念の確認」が多い。そうしますと「あ―良かった」の笑顔より「そこまでひどかったか・・・」と言う悲しい結果がほとんどです。
それでも、たまたま新築住宅のインスペクションで、「工事途中に分かって良かった。おかしなところが是正できたので」と喜ばれることもあるが、大概は落胆される結果となります。
私たちが行うインスペクションは基礎の配筋状況の検査や構造躯体の検査で異常を見つけるものではありません。そのような検査は瑕疵担保保険法人でも出来ることであり、検査の検査では高額なインスペクション料金を支払う意味がないからです。
雨漏れや断熱性能といった「住み心地」に直接かかわる「外壁下透湿シート検査」、「断熱材状況検査」、「完成後住宅診断」の3本柱を行うことが大事だと考えています。

瑕疵担保保険法人が検査タイミングで確認できないヶ所の検査をしっかり検査することにしています。基礎鉄筋の位置が数ミリ仮にずれていても家が傾くようなことはありません。しかし「住み心地」にダイレクトい影響してくるところは検査しないといけません。瑕疵担保保険法人が見ないところをしっかりと検査をすることです。 
もうお分りのようにインスペクションは実施するタイミングがとても大事になってきます。中古住宅なら、該当物件を購入する前。新築住宅も契約時には施工者と情報を共有する。どちらも「引き返す事が出来る時期に実施」が肝要となります。         


・基礎配筋検査

・断熱材の施工確認

・完成後の断熱欠損検査
 (サーモカメラ画像)


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