家のリフォームをお考えの方は、ぜひ床下の状態を事前にチェックして下さい。
目に届かないヶ所ですので、大変な状況になっているかもデス。
シロアリなどの害虫は当然心配なことです。
それと床下の換気、通気についても大事なポイントです。
弊社はインスペクションの診断依頼の場合、床下の診断をお勧めしています。
床下の材木を含水計で調べます。
空気の湿度測定と含水率の数字は異なります。
イラストにあるように、「実木材の重さ」から「乾燥させた木材の重さ」を
引いて含水率を求めます。
乾燥した材木と同じ重さの水分を含んでいると「含水率・100%」となります。
木材は、100%以上の数値も出る場合があります。
通常、乾燥材と言われる含水率は、「20%」程度です。
含水率が高いと、湿った材木でカビや害虫が発生する場合があります。
また材木の伸びや縮みが発生し、ざまざまなヶ所に隙間や狂いを生じさせます。
床下の「湿度が80%」、「木材の含水率が25%」を超えたら、要注意です。
床下の湿気を抑えるには、床下の換気が大事です。
外から基礎を眺めますと写真のような四角い網目の通気口があります。
新し目の家は基礎の構造欠損を避けるのと外部の風がストレートに床下に入らないよう、イラストにあります
基礎の土台通気と言われる隙間が外壁と基礎のところにあります。
通常≒20mm程度の隙間です。
四角い網の通気口は、換気能力は大きいのですが風が勢い良く入ってくるため床下から1階床へ風が入り込み
1階が寒く感じる場合があります。
まず湿度が高い原因を突き止めましょう!!
1・給排水管からの漏水はないか?
2・周辺の地盤(土地)と縁の下の土やコンクリートの高低差はどうか?
3・基礎や貫通設備穴周辺に隙間はないか?
4・周辺は田んぼや河川などは無いか?
など
原因をまず対応です。
1・換気を十分確保する(機械換気の増設を含めて)
2・調湿材を床下に敷く
3・床下に防湿コンクリートを施工
コストもあります。
十分調査し検討して下さい。